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高校総体の登山競技

登山に必要な技術や知識についてのたくさんの審査が行われる点数制(100点満点)の競技です。

本文中の⇒は大会に参加する人へ管理人からの個人的なアドバイスです。
※全国高校総体については「登山大会」です。つまり教育活動であって競技ではないという立場です。


体力(40点)
体力的にきつい登りなどで、遅れることも無く抜群の体力であれば40点(15点×2日,10点×1日)。
チーム行動は規定時間と制限時間が指定され、オーバーすると減点されます。 隊行動の場合は全体のペースから遅れると減点されます。

⇒審査員が審査します。審査員は多くの地点で審査しています。姿勢や歩き方、表情などもにも気をつけて。苦しくてもさわやかに!


歩行(10点)
主に下りでのバランスや足のはこびなどを審査します。
審査員の前でスリップや転倒すると減点されてしまいます。

⇒下りでは慣れている人とそうでない人では腰の位置が違います。慣れてない人ほど腰が引けてしまい、ますます滑りやすくなります。背筋を伸ばして先を見ながらリズミカルに下りましょう。



装備(5点)
登山に必要な団体装備と個人装備を準備しているかを審査します。

⇒ヘッドランプは絶縁しているか、防水や替え電池・替え電球を準備しているかなどを確認してください。救急装備も忘れずに。


設営撤収(5点)
テントを7〜10分の規定時間内にきちんと張れるかを審査します。

⇒ペグの打ち忘れや打ち込み不足に注意。チームワークが重要。


炊事(5点)
調理は衛生的か、コンロは安全か。栄養バランスはとれているかなどを審査します。

⇒料理はチャレンジ精神も必要。合宿などで腕を磨いてください。定番のカレー・シチュー以外にご当地b級グルメなど各学校で名物料理を開発すると楽しい。



知識(20点)
天気図(4点)ラジオの気象通報から天気図を作成し、予報までを行う。(作図はラジオ終了後20分)
 自然観察(4点)救急課題(4点)気象課題(4点)それぞれペーパー試験です。


計画記録(4点)
計画書は大会日程や概念図、断面図など必要な項目が揃っているかなどを審査します。
記録書は行動中に通過した主要地点やその時刻、標高や特徴などを記録しているかを審査します。

⇒計画書は早めに作成して準備段階から活用しましょう。普段の合宿でも記録をつけ、後でも参考にできる記録書をこころがけましょう。


読図(10点)
登山コース中に設置されたポイント(3日間で約20ケ所)を地図上で正しく把握できているかを審査します。
地図をしっかりと読んでコース概況や地形、植生などを頭に入れて登りましょう

マナーパーティシップ・自然保護(5点)
集合時間、就寝時間、起床時間などを守っているか。ゴミの処理ができているか。パーティ内は協力しているかなどを審査します。

⇒減点されないのがあたりまえ。

⇒全国高校総体審査基準(平成30年11月改訂版)pdfファイルのダウンロードはこちらから。